出産レポート②~陣痛中のトイレはサスペンス~
前回の続きです。
就寝したのが深夜1時。
それからわずか2時間後の3時14分。
何となくお腹が痛いような気がして目が覚めました。
(これはもしや?)
そう思い、陣痛の間隔を計る陣痛アプリで測定開始。
1時間計ってみましたが、3~7分と時間にばらつきがあったため、前駆陣痛かなぁ、と思いながらも眠るには不快な痛みだったので測定を続行しました。
そのまた1時間数分後。
時間は5時56分でしたが、3~4分で痛みがくるようになり、あれ、これ来ちゃったかな?と焦り出しました。主人を起こして病院に連絡すると
「すぐ来てください」とのこと。
母親学級の知識だと、確か3~4分て結構陣痛が進んだ時の痛みだよね?あれ、どうなってるの?と半ば混乱していましたが、とりあえず着替えて、陣痛タクシーを呼ぶことに。
が、ここで問題が・・・。
「陣痛中の対応が出来る運転手が今皆出払っていておりませんので、普通の運転手がうかがうことになります」
そう、その日は日曜日。タクシーは朝から大盛況なのでした。
待つわけにもいかず、とにかく病院に急ぎたい私達は、お願いします!と一つ返事。
数分後、タクシーが到着。すぐに病院に向かいました。
病院に到着後、子宮口を見てもらうと、「5cm開いてるね」とのこと。
主人には
「今日の昼すぎには産まれるよ」
と伝えたらしく、主人は驚愕。
職場に連絡して急遽会社を休むことになりました。
職場の皆さん、ありがとうございます。
もう5cm開いてるのか~!よかった!と思っていました。
実際は、そこから陣痛室で8時間ほど苦しむことになるのですがね!
陣痛室に向かう途中、看護師さんから、トイレにこまめに行かないとカテーテルを尿道に刺さなければいけないと言われました。
そこで、陣痛中に何度もトイレに向かったのですが、そのたびに痛みで、
うおおおお!!
となり、汗ダラダラ。
便座に座ってなどいられず、立ち上がって、手すりを握りしめてやり過ごしていたのですが、血がドバドバ出てしまい、
船越栄一郎や山村紅葉もびっくりなサスペンス現場と化しました。
とはいえ、そのままにするわけにもいかず、また、
うおおおお!!
となりながら床をトイレットペーパーで拭いて出るという拷問を繰り返しました。
主人は私の腰をさすってくれていたのですが、主人がちょっとでも手を休めていると、睨みつけて(腰を!さすれ!!)と訴えていました。
あの時はすまなかったね、主人よ・・・。
がしかし!
ここで昨晩夜更かしをしていたことが仇となります。
圧倒的に”体力”が足りない・・・。
陣痛と陣痛の間に猛烈な睡魔に襲われ、そしてまた陣痛で起こされるという壮絶な状態を経験することになってしまったのです。
お腹も腰もバイキンマンがUFOに乗りながらアンパンマンに振りかざしている、”でっかいい鉄製のハンマー”を力いっぱい打ち付けられている感じで馬鹿みたいに痛いし、いきむなと言われても勝手に力入っちゃうし、テニスボール意味があるのか分からないし、子宮口はも6cmからなかなか進まないし、
もう早く産まれてくれ~!!!
という気持ちでいっぱいでした。
そうこうしているうちに、ようやく分娩室に移動することになったのです。<続く>